久しぶりに旅らしい記事の更新です!
ロシアという国はどこか謎めいて、どこか暗いイメージがある人が多いと思います。
それも滞在すればある程度払拭されますが、とかく入国前というのは不安なものですよね。
そんなわけでこれから旅次郎がウラジオストクから入国した時にどうしたかアレコレを記そうと思います!いち参考になれば幸いです!
なお、今回は30日間の観光ビザで入国したのでそのつもりでお話します。
目次
【入国審査について】
審査は拍子抜けする程スムーズでした。タイミングが良かったのか待ち人数も1人2人ですぐに自分の番がきました。
何を質問されても答えられるように色々考えて入国審査に備えましたが特に質問もされず、パスポート渡した後は税関の人がデータ入力しているのを待っているだけでした。
合計で1分かかったかな?くらいの感覚です。
【SIMカードを手に入れる】
税関を抜け、スーツケースを取り出しゲートを出ると各種ショップが立ち並んでいます。
SIMカードも何社かあり、そこで既に21:00を越えて営業していたMTCのSIMカードを買いました。
プランはカウンターに表示されていますがロシア語のみでした。受付の人に「SIMカード欲しい」と聞くと、慣れた手筈で「データ無制限、30日間で500ルーブル」と言っていました(※後で記述しますが、違います)。
SIMを入れればアクティベーションも必要無く、すぐにネットにつながりました(スマホが海外のSIMフリーだったおかげ? )。
ちなみにこの SIMカード、テザリングできます。宿がWi-Fi弱かったり、外でネットにつなぎたい時には大変便利です。無制限ということでいくつか動画をダウンロードしたこともあります。通信制限がかからないかビクビクしていましたが杞憂でした。
〖しかし、この SIM ボラれたかもしれない〗
ノボシビルスクの駅
先ほど「データ無制限、30日間で500ルーブル」と書きましたが、”嘘とボッタくり疑惑”がでたのは2週間後のこと。シベリア鉄道乗車中にネットが突然切れたからです。
30日と聞いていたのに…
SIMカードの袋
そんなことがあり、行き先だったノボシビルスクの駅構内のMTCですぐに新しいのに替えました。
英語が通じませんでしたが、前の商品袋を見せ「同じの欲しい」表現をすると受付の人もわかってくれたのか用意してくれました。そして、なんと値段が300ルーブルでした。
SIMを付けて翻訳アプリで受付の人とやりとりすると、どうやら「2週間、データ無制限」が正しい内容だったようです。このSIMもちゃんと2週間後に通信が切れました。
空港で500なのが何故ノボシビルスクの駅では300だったのか…今となってはわかりません…わかりませんが、もしボッタくられただけだったら気分が悪いです。くそう。
【ATMで出金】
国際キャッシュカードはPLUSで出金できますよね。
旅次郎はズベルバンク(Сбербанк)という緑のATM使いました。先に他のATMで引き出そうとしましたが、「電話番号を入力せよ」やカードが何故かはじかれるなど引き出しに手間がかかりそうでした。
しかしこのズベルバンクATMの引き出し方は他の国と大差ないです。もちろん英語でも出金できます。(日本語でも対応していたように思いましたが記憶が定かではないので断定できません)
旅次郎はロシア滞在中に各町のズベルバンクで引き出していました。
【タクシーと白タク】
市内行きのバス停だが・・・
20:00以降は市内へのアクセスが安く済む電車やバスに乗れなくなり必然的にタクシーという選択になります。
タクシーの配車受付は空港の1Fの真ん中辺り。白タクはゲートを出たらそれらしき人物が何人かウロウロして声をかけています。
写真はモスクワのタクシー
どこの国もですが空港や中心駅、バスターミナルなど白タクの勧誘は腰が強いです。ここロシアもご多分に漏れず。
「白タクぼったくられる」という認識だったため、初めは旅次郎も彼ら相手にしていませんでした。
〖正規のタクシー配車カウンターに立ち寄り値段を聞くも…〗
事前に調べた空港→ウラジオストク中心部の相場は1000〜1500ルーブルの認識でしたが、正規のタクシー 同じ距離を配車してもらうのにいくらかかるか聞くと2000ルーブルと言われました。
「2000はどうなんだろう?」と疑問に思った旅次郎、考え直すことに
〖配車アプリ「Gatt」はどうか? 〗
配車アプリで有名なUberは使えず、ロシアのローカルの配車アプリのGattをダウンロードして相場を見てみると料金は中心部まで1200ルーブルちょっとでした。正規がなぜ2000もするのだろうかと改めて疑問がでます。
さっそく配車オーダーしましたが…待てども待てどもGattからは受け付けてくれませんでした。夜というのもあるでしょうし、公私問わず空港にはタクシーが横行していますし、昼はバスや電車、そして中心部から遠いのであまり来なさそうです。
結局、ロシアに滞在中このアプリを使いませんでしたが、相場を調べるには良いアプリだと思います。
〖思い切って白タクと交渉してみる〗
正規のタクシーで2000ルーブルか白タクにするかどうか考えましたが、思い切って白タクと交渉してみることに。
初めこそ2500ルーブルとか言ってましたが交渉の末、宿まで1500ルーブルで落とせました。交渉すればもっと下がるかも知れませんが、SIMやATMや配車アプリなど大分時間がたっていたのでここで妥協しました。
〖意外と良かった白タク〗
旅次郎が乗った白タクの車はレクサスで、良い感じの若い男性でした。
スーツケースを入れ乗車すると「あと5分ほどでもう1人来るんだけど待てる?」みたいなことを聞かれましたが、ここでダーすると(了承すると)どれだけ待たされるかわからないのでそのまま出発してもらいました。
この男性はある程度英語の疎通ができるので(人の事偉そうに言えませんが)到着するまで1時間ほど話しました。
別の日に撮ったウラジオストク駅
無事に宿の前に着き、運転した彼は良い印象だったので100ルーブルのチップを渡しました。すると彼は喜んでくれて握手。宿の玄関まで案内してくれました。全般的にロシアの店や宿はかなりわかり辛く、初日で夜も遅かったこともあり大変ありがたかったです。
今回、旅次郎が選んだ白タクはいい方に当たりました。ですが、 実際着いてから値段が変わって揉めたり、隙を見せると荷物をそのまま持ち去られてしまう・・・などのトラブルもあると聞いています 。
ですが他の交通機関がなくなってどうしようもない時に白タクも選択の一つとしてアリなのかとも考えました。
そんなわけで今回はウラジオストク空港から市内までに起きたアレコレを書きました!
今は8日以内ですが観光ビザより取りやすい電子ビザもありロシアに訪れ易くなっています。これを機にウラジオストクに訪れてみても良いかもしれませんね。
【まとめ】
・税関は待ち時間が少なく審査も早かった。
・ATMは緑が目印のズベルバンクがおススメ。
・SIMはボッタくられる可能性がある。事前に相場を調べておくのが吉。
・電車やバスが無くなったら、白タクも案外アリかもしれない。
おあとがよろしいようで!