以前も書いたかも知れませんが、ウテナを最初に観た時、樹璃が一番好きでした。
あの気高さ、そして、それに相応しい強さを兼ね備えているところが好きです。
少しネタバレになりますが、TV版でウテナと2度対戦した時も、ディオスの力を備えたウテナに対応できていたのは彼女だけでした。
…まさに勝負に勝って試合に負けたような状況でした。
【下描き】

今回のイラストは第17話の「死の棘」をイメージです。
前回の久々のアンシーでも書きましたが、何周も観るとその都度「ああ、そういう意味だったのか!」という発見があります。その中で好きになったのがこの枝織です。
初めは「何かズルいな~」という印象でしたが、観ていく内に、か弱そうに見えてしたたかな…自分が求めるほどの光り輝くものを持ち合わせておらず、持ち合わせている樹璃を出し抜くことで束の間の輝きを手にする…そんな枝織が好きになっていきました。
いつだって美しさと醜さは紙一重。
強さと弱さも紙一重。
表裏一体です。
劇場版に至っては出し抜き加減ががもう一段階上がっていて、さらに重要なポジションになっていたりとホント良いキャラしてました。
【下描き(樹璃の表情あり)】

「綺麗…あたし、傷ついた時のあなたの目が好きだった」
樹璃の目も描いていたのでここで供養。第17話が彼女言っていたように、樹璃が悩んでいる表情をするのはいつだって枝織が絡んでいます。他の時はキリっとしているのに。
【完成!】

そして、カラーです。
悩みながら描きました。何というかこれまでの作品と比べると少しは色の塗り方も改善されてきていると感じました。
【制作過程】
「気高さを妬む毒の蟲」の感じを出そうとしましたが、いかがでしょうか?

絶対運命黙示録…
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